<レスリング>日本が16勝4敗と勝ち越す…4年ぶりに再開された「日韓高校交歓競技会」親善試合

4年ぶりに再開された日韓競技力向上スポーツ事業「日韓高校レスリング交歓競技会」の日本受け入れで、韓国チームが11月22日に来日。23日に神奈川・磯子工業高校体育館で親善試合が行われ、フリースタイルは日本が10戦全勝、グレコローマンは6勝4敗で、通算16勝4敗と勝ち越した。9月初めの韓国遠征のときは、フリースタイルが7勝3敗、グレコローマンが5勝5敗だった。

試合結果は下記の通り。両チームは24日から神奈川大で合同練習を行う。

■千葉裕司・全国高体連レスリング専門部部長の話「磯子工業がしっかり準備をしてくれ、いい大会になったと思います。選手もよく頑張りました。実力は日本がかなり上回りましたが、韓国が強い時代は日本が刺激を受けて成長してきました。刺激を受け合いながら、お互いに成長していければいい。国際交流は、レスリングだけでなく人間としての成長のうえでいい経験となると思います」

■韓明愚・韓国協会副会長の話(現役時代、国士舘大への度重なる修行で実力をつけ、1988年ソウル・オリンピックで金メダルを獲得)の話「日本に来たのは6~7年ぶり。日韓交流は4年ぶりに実現しましたが、韓国はもっと踏ん張ってほしいと感じました。まあ、(自分が強くなった時代のような)スパルタはできないし、思う通りになりません。すべての競技がそううなんですけど(微笑)。ちょっと歯がゆく感じていますが、がんばります。韓国が強くならないと、アジアが強くならないと思っています。日本女子の強さも見習いたい」

▲千葉裕司部長が韓国語であいさつし、韓明愚・韓国協会副会長)は日本語であいさつ

▲4年ぶりに実現した日韓高校生の交流試合(試合写真は、明日掲載します)


日本選抜チーム

【団長】千葉裕司(全国高体連レスリング専門部部長)、【副団長】田中秀人(同副部長)

【フリースタイル・コーチ】吉岡治(京都府:丹後緑風高教)、古里光司(神奈川・磯子工高教)
【グレコローマン・コーチ】平井満生(山梨・甲府城西高教)、梅野貴裕(愛媛・八幡浜工高教)

【審判】猿田充(同審判委員長)


《pdfファイル成績》

男子フリースタイル


男子グレコローマン

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