【佐野】市内のフリースクールや不登校児童生徒の親の会、子どものための居場所などの関係者有志でつくる「みんなの居場所@さの」はこのほど、市内の親の会や相談窓口などをまとめたリーフレットを1万2千部作製し、市内の全小中学生に配布した。
学校に行きづらさを感じている子どもと保護者に、身近な相談窓口や学校以外の学び場、居場所があることを知ってもらおうと作製した。市教委と小中学校校長会の理解を得て市立の小中、義務教育学校を通じて配った。製作費用は11の団体と個人から募った約10万円の寄付金で賄った。
リーフレットはA3判二つ折り。市内の二つの親の会や四つの相談窓口のほか、フリースクールや学び場、子ども食堂、行政の窓口などが紹介されている。
「みんなの居場所@さの」のメンバーで、フリースクールを運営する菅圭(すがけい)さん(47)は「各家庭に届けられたのが良かった。いろいろな市町で作るきっかけになればいい」と話した。
(問)菅さん080.5229.1377。