「連覇目指す」 平均年齢30.5歳チーム、全日本ゲートボールV 十和田西(青森県)、県勢初

全日本ゲートボール選手権で県勢で初めて優勝した十和田西チーム(同チーム提供)

 10月21、22日に栃木県さくら市で開かれた文部科学大臣杯第39回全日本ゲートボール選手権で、青森県の十和田西チームが県勢初の優勝を果たした。優勝チームは来年の全日本選手権に予選なしで出場できる。平均年齢30.5歳と若さが光るメンバーは「連覇を目指す」と意気込んでいる。

 十和田西は主将の東亮太さん(30)=十和田市=と、弟の東尚希さん(23)=同、坪直人さん(35)=七戸町、木村光子さん(39)=弘前市、住吉雅和さん(39)=平川市、大橋至道さん(18)=青森市=の6人。平均年齢は大会出場の45チーム中で5番目に若いという。

 十和田西は1次、2次リーグ戦、決勝トーナメント戦を勝ち進み、決勝戦の佐多キング(鹿児島)戦は一進一退の展開に。5巡目、9-11とリードされたところで木村さんが長距離の第2ゲート通過を決めた上に味方ボールにロングタッチし、そのボールと自球も第3ゲートを通過させるスーパープレーを披露、12-11で逆転勝利した。

 主将の東さんは取材に「若いメンバーで楽しくリラックスしてプレーできた。ミスというミスがなく、どの選手も決めるべきところで決められた」。尚希さんは「今回の決勝のように一球で逆転することがある。追い込まれても最後まで諦めず戦えるのがゲートボールの魅力」と話した。

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