雑誌記者の女性不明25年、三重 両親が情報提供呼びかけ

雑誌記者辻出紀子さんが行方不明になってから25年となり、三重県伊勢市内の商業施設で情報提供を呼びかける父泰晴さん(右)=24日午前

 三重県伊勢市で1998年、雑誌記者辻出紀子さん=当時(24)=が行方不明になってから25年となった24日、両親と伊勢署員ら約30人が市内の商業施設でチラシを配り情報提供を呼びかけた。

 父泰晴さん(76)は「どういう形でも見つけたいという一心でやってきた。明るくて外向的な子。生きていないかもしれないが、今はただ見つけてあげたい」と痛切な思いを打ち明け、母美千代さん(74)は「失踪当時のことを知る人はこれから少なくなっていく。風化させないために頑張っていく」と話した。

 チラシには辻出さんの写真と当時の体格などとともに「『25年間』捜し続けています」と書かれ、3千枚を用意。

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