夕暮れ時は反射材着用を 矢板中央高サッカー部 自転車走行で効果アピール 

自転車で市内を走行し反射材の効果をアピールする矢板中央高サッカー部の選手たち

 【矢板】夕暮れ時の交通事故を防ごうと、矢板署員と、矢板中央高サッカー部のレギュラー11人が22日夕、末広町のリアンビレッジ(とちぎフットボールセンター)を発着点に市内約2キロをたすき型の反射材などを身に着けて自転車で走行し、その効果をアピールした。

 県警が定めた「ピKAT月間」の一環。部員約230人が自転車運転時にヘルメットを着用するなど、模範的な取り組みを行う同部に同署が協力を依頼した。

 同署は同校の校名を入れたオリジナルのバンド型反射材を部員数分配布。11人は反射材を着用して自転車をこぎ、沿道の住民や自動車の運転手らに効果をアピールした。各部員には反射材を普段から着用してもらう。

 同署は堅守の強豪校である同部の知名度にあやかり、11人の選手を写真に起用し「事故防止に赤い壁」と書いた計500枚のポスターとチラシも製作した。

 山根徹(やまねとおる)署長は「市民が反射材を身に着けて通行する機運を高めるモデルチームとして快諾をもらった。『赤い壁』作戦を広め事故防止に努めたい」と述べた。

© 株式会社下野新聞社