データセンターで連携強化 ソフトバンクと北海道

北海道庁で鈴木直道知事(右)と握手するソフトバンクの宮川潤一社長=24日午後

 ソフトバンクが北海道苫小牧市に建設を予定する国内最大規模のデータセンターを巡り、同社の宮川潤一社長は24日、北海道庁で鈴木直道知事と意見交換した。宮川社長は「日本の脳みその中心を北海道につくる。一気にやるので期待してほしい」とし、鈴木知事は今後、包括連携協定を結ぶ方針だと明らかにした。

 宮川社長は、北海道の気候により、データセンターを冷やす電気代を大幅に減らせると強調。北米、欧州と直接通信ケーブルを結ぶことで「日本の中心地になれるチャンスだ」と話した。

 ソフトバンクなどによると、データセンターは26年度に稼働する予定で、総事業費は650億円超。国は最大300億円を助成する。

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