クマ体内から大学生遺体の一部 4人連続襲撃か、北海道

北海道警察本部

 北海道南部の大千軒岳(1072メートル)で函館市の男子大学生(22)が遭難、死亡した事故で、松前署は24日、付近にあったヒグマの死骸の胃から、男子大学生の遺体の一部が見つかったと発表した。死骸には別の3人を襲った際に付いた傷が残っており、このクマが4人を相次いで襲撃した可能性がある。

 男子大学生の遺体は2日、大千軒岳で見つかっていた。同署によると、クマの体内から見つかった遺体の一部と大学生のDNA型が一致した。

 近くでは10月31日にも別の3人のグループがヒグマに襲われ、ナイフで首を刺すなどして応戦していた。

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