派遣、他の働き方希望37% 前回より減少、厚労省調査

厚生労働省

 厚生労働省が24日公表した2022年派遣労働者実態調査で、今後望む働き方を尋ねると、正社員など他の就業形態と答えた人は37.0%だった。5年前の前回調査から12.1ポイント減った。厚労省は、正社員との不合理な待遇差を禁止する「同一労働同一賃金」が20年度に始まり、一定の待遇改善があったことが要因とみている。

 派遣労働者として働いている理由(複数回答)は、「自分の都合の良い時間に働きたい」が30.8%、「正規の職員・従業員の仕事がない」が30.4%と目立った。

 調査は従業員5人以上の約1万7千事業所と、そこで働く派遣労働者計約1万1千人を対象に昨年10月1日時点の状況を尋ねた。

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