日本映画の俊英たちによる異色のコラボ、新作映画制作決定!

主演:福地桃子、脚本・監督:竹馬靖具、原案・出演:中川龍太郎による、新作映画の制作が決定した。

国内外の映画祭で数々の賞を受賞し、『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』『やがて海へと届く』『静かな雨』『わたしは光をにぎっている』など精力的に作品を発表している中川龍太郎。その初期作『走れ、絶望に追いつかれない速さで』(東京国際映画祭入選)と『四月の永い夢』(モスクワ国際映画祭で日本映画史上初のダブル受賞)は「親友の自死」を異なる視点から描いた作品で、彼が生涯追い求めてきた主題がこの2作品に集約されている。
映画作家としての成熟と共に改めて自分の原点に立ち返り始まったのが本作である。

「自分で描くよりも優れた作品にできる」と、中川龍太郎が熱望し脚本・監督を依頼したのは、初監督作品『今、僕は』がインディーズ映画ながら異例の大ヒットを記録し、『蜃気楼の舟』『ふたつのシルエット』『の方へ、流れる』とその作品ごとに作家としての新たな側面を見せ続ける竹馬靖具。
中川龍太郎監督が監督としては語り得なかった物語を竹馬靖具監督が生み出す形で、異色のコラボレーションが実現した。

そして、そんな唯一無二の企画の主演を務めるのは、NHK連続テレビ小説『なつぞら』、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、Netflix『舞妓さんちのまかないさん』など様々な話題作に出演し、2024年には舞台『千と千尋の神隠し』の主演も決まっている福地桃子。恋人と死別してしまった女性・香里を演じている。また、香里の恋人の親友・中野役を中川龍太郎監督自らが演じている。

日本映画の俊英たちによるコラボレーションとなる本作は2024年に撮影、完成予定だ。

〈主演:福地桃子コメント〉
はじめにこの企画が生まれた経緯や作品に対しての想いを聞かせていただいたとき、是非参加させていただきたいと強く思いました。
中川龍太郎さん、竹馬靖具さん
お二人が並んで話している姿を見ていると、力が湧いてきます。なんだか良いお二人だなぁというのが最初にお会いした時の印象です。
信頼できるこころ強い皆さんと生きた証のようなこの作品に参加できることとても嬉しく思います。

〈脚本・監督:竹馬靖具コメント〉
中川龍太郎さんとまた一緒に作品を作れることに喜びを感じています。そして福地桃子さんが持つその魅力は、この企画のイメージを広げる強いインスピレーションを僕に与えてくれました。お二人の存在があるからこそ、書けた脚本です。撮影を楽しみにしています。

〈原案・出演:中川龍太郎コメント〉
「福地桃子さんを主演に映画を撮らせていただく」というお話が持ち上がった時、自分の原体験である「親友の喪失」を主題にすることが真っ先に頭に浮かびました。
しかし、自分がこの主題で監督を務めることが今のタイミングで適切とは思えませんでした。ある主題を同じ角度から見つめ続けるより、時代と共に新しい物語として更新していく方が、主題の本質を変わらずに見据えることができるのではないかと思うに至り、兼ねてから尊敬する竹馬靖具監督に、全く新しい物語として語り直してもらえないか、ご相談いたしました。
今の時代だからこそ描ける、喪失を通した、新しい人の繋がりの物語を竹馬監督と福地さんと共に紡ぎ、少しでも多くの方に届けられるべく、最善を尽くしたいと思いますので、何卒宜しくお願い申し上げます…!

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