岡山県内 インフル感染3割増 直近1週間、コロナ10週連続減

 岡山県は24日、直近1週間(13~19日)の新型コロナウイルス感染状況をまとめた。県内の指定84医療機関での定点把握に基づく感染者数は計130人で、1医療機関当たり1.55人。前週(6~12日、1.62人)からわずかに減り、10週連続で減少した。同じ期間の季節性インフルエンザの感染者数は約3割増えて計2055人に上り、コロナの約16倍の水準となった。

 コロナ感染者の年代別の最多は50代の21人(前週16人)。次いで70代の20人(17人)、9歳以下の18人(13人)と続いた。1定点当たりの感染者数を保健所別に見ると、備北2.83人、真庭2.67人、備中1.92人の順に多かった。

 入院者数は71人(前週79人)と2週連続で減少。重症者は5週連続でゼロだった。

 季節性インフルエンザの1医療機関当たり感染者数は24.46人(前週19.14人)となった。県保健医療部は「人の移動が増える年末年始にはコロナの再拡大も懸念される。インフルを含めてワクチン接種などで備えてほしい」としている。

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