沖縄県警、反則金を返還 標識誤設置、269件摘発

沖縄県警本部

 沖縄県警は24日、読谷村の村道交差点で、県公安委員会の決定を受けていない誤った一時停止標識を設置し、約3年間で本来対象とならない269件を摘発していたと発表した。違反点数を抹消し、既に納付された267件分の反則金計約188万円の返還手続きを進めている。

 県警によると、標識は2020年1~3月に設置され、同10月から今月まで誤摘発があった。今月上旬に違反内容を点検する過程で判明した。

 誤った一時停止の規制について、公安委から決定を受けたと県警のシステムに誤って入力し、工事を発注したのが原因だという。安里準交通部長は「再発防止に努める」とのコメントを出した。

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