県立今治病院が別の場所に移転新築の方針 老朽化や免震性、ヘリポートなど課題

老朽化が進む愛媛県立今治病院が今治新都市に移転する見通しとなりました。

県立今治病院は、本館の完成から40年が経過していて、設備の老朽化のほか、建物に免震性能が備わっていないことや、敷地内にヘリポートが設けられていないことから、災害時の機能維持などにも課題があります。
整備方針について協議する県の委員会は、現在の場所から、およそ2キロ離れた、今治新都市の今治市が所有する土地に、新たに建て替える基本計画を示しました。

新しい病院は、人口減少に伴う医療需要の変化などを考慮し、病床数を現在の270床から30床減らす一方で、感染症に対応する病床を整備します。

現時点で事業費は未定で委員会は、早期の事業化を目指す方針です。

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