ジュエリー大手、ブランド再構築も

先ごろ今年10月の来港者数が前年同月の約5倍になったとことが発表されたばかりだが、貴金属・ジュエリー販売店を展開する「周大福(CHOW TAI FOOK)」ではまだ旅客は完全には戻ってきていないと感じているようだ。香港メディアによると、周大福の董事総経理の黄紹基氏は11月23日、アフターコロナに旅客は回復したものの、コロナ前の水準にはまだ完全に回復していないとコメント。それに加え旅客の消費傾向や旅行の習慣が変わったため、今後商品の組み合わせの調整やブランドの再構築をして対応すると話した。辰年にあたる来年の業務については良くなると見込んでいるという。同社では今財政年度の中国本土での開店目標を600~800店としていたが、これを300~400店へと下方修正した。これは2025年までに700店をオープンするという目標を過去3年内にすでに達成したためと説明している。

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