えっこれダメなの!?「加湿器のNGな使い方」知らないとマズいですよ…

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冬に乾燥する地域の人にとっては、マストアイテムといっても過言ではない「加湿器」。せっかく使うなら、効率よく部屋を加湿する秘訣や、賢く使う方法を知りたいですよね。

実は、案外「加湿器のNGな使い方」をしている人が多いんです!

加湿器の種類にも、スチーム式、超音波式、ハイブリッド式、気化式と、いろいろな種類がありますが、今回はスチーム式の加湿器にフォーカス。

さまざまな家電を取り扱っている老舗家電メーカー「象印」さんに聞いた「加湿器のNGな使い方・正しい使い方」を、4つのポイントに分けて詳しく解説します。

こんな使い方してない?加湿器を使うときの4つのポイント

1:「設置場所は窓から近いほうがいい」はNG

まず気になるのは加湿器の設置場所。よく窓際に置いている家庭がありますが、これはNG!

冷えた窓の近くに加湿器を置くのは、除湿器の隣に加湿器を置くようなもの。湿度が窓に吸い寄せられて結露となり、湿度が上がりにくくなってしまいます。

スチーム式加湿器の場合は、部屋の中心から蒸気が登り、部屋に充満していくことで効率よく加湿ができます。家具などの配置上、中心に設置するのが難しい場合には、窓や換気扇、通気口の影響を受けづらい位置に設置するのがオススメです。

ちなみに、スチーム式加湿器は基本的床置きでOKですが、超音波式の加湿器は高い位置に設置するのがオススメ。床が近いとミストがすぐに床に落ちてしまうので、効率よく加湿できないだけでなく、床が水で濡れてしまう可能性があるため要注意です。

2:「給水の水は常温がベスト!」はNG

給水するときのお水の温度、こだわったことはありますか?

給水の際には常温の水ではなく、お風呂の温度程度のお湯を入れるのがコツ! 湯沸かしの消費電力が抑えられ、加湿開始までの時間の短縮にもなります。

3:「給水のたびにタンクを満水にする」はNG

給水の際の水の量は、実は見落としがちな落とし穴。

「給水のたびにタンクを満水にする」はNGで、加湿したい時間で使い切れる水の量を入れるのも節電に繋がるんです。余分な水の加熱に消費電力を無駄にしていることも!

4:「水の入れ替えは週1~2回程度!」はNG

加湿器の正しいお手入れ方法とは?

加湿器の適切なお手入れ、できていますか?

「水の入れ替えは週に1~2回程度」「満水で給水して、水がなくなったら入れ替えればいい」はどちらもNG。1日に1回は水を入れ替え、容器を軽く拭いておくことが、加湿器を清潔に長く使い続けるコツです。

毎日拭くことで汚れを防ぎ、お手入れのコストも下がります。残った水には濃縮された汚れの原因が含まれるため、残った水は必ず捨てて新しい水を足すことで、汚れの付き方が緩和されます。

最新のスチーム式加湿器は使い勝手も◎

給水はポットのように蓋を開けて注ぐだけ。沸かした蒸気で室内を加湿するので、衛生的かつお手入れも簡単なスチーム式加湿器。

今回加湿器の正しい使い方を教えてくれた「象印」では、約30年もの期間、スチーム式加湿器の開発・販売が続けられています。

最新のスチーム式加湿器は、センサーで快適な湿度を自動コントロールしてくれる機能や、就寝時にもうれしい8時間連続加湿など、常にお部屋を快適な状態に保ってくれるうれしい機能が盛りだくさん。チャイルドロックやふたの開閉ロックなど安全性にも配慮されていますよ。

「効率よく加湿する=むだな加湿をしない」とも言える加湿器。ぜひ適切な配置や使用方法を意識して、効率UP&節電を目指してみてくださいね。

(ハピママ*/ 伊東 ししゃも)

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