部下にパワハラで調査要請 岐阜県幹部、団体交渉中

岐阜県庁

 岐阜県職員組合は24日、県幹部が組合との団体交渉中、県側の一員として出席していた部下の頭をペンでたたいたとして、知事に抗議し調査を求める文書を県に提出したと明らかにした。記者会見した内記淳司中央執行委員長は、パワーハラスメントだとし「団体交渉という極めて重要な場で行われたことは重い」と批判。県は調査するとしている。

 組合によると、団体交渉は22日に行われ、県側19人と組合側13人が参加。交渉中に県幹部が部下を呼び寄せ、手に持っていたペンで頭をたたいたという。組合側の参加者数人が目撃していた。

 県の担当者は24日、記者団に「注意をした時に強い指導をしたと(県幹部から)聞いている」と説明した。

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