【東京ミッドタウン八重洲にねぶたの巨大サンタ登場!】イルミネーションも輝く初のクリスマスイベント「MIDTOWN YAESU CHRISTMAS 2023」

2023年春に開業した商業施設「東京ミッドタウン八重洲」では2023年12月25日(月)まで初のクリスマスイベントを開催中。青森のねぶた職人が手掛けた約6mの巨大「ねぶたさんた」がドーンと登場して訪れる人たちを温かく迎えています! イルミネーションやツリーの見どころもあわせて現地ルポ。

東京ミッドタウン八重洲・初のクリスマス

東京駅前に2023年3月に開業した商業施設「東京ミッドタウン八重洲」は、施設として初めてのクリスマスイベント「MIDTOWN YAESU CHRISTMAS(ミッドタウン ヤエス クリスマス)2023」を、2023年11月22日(水)~2023年12月25日(月)まで開催しています。

江戸時代から日本の職人が集う「クラフトマンシップ」の街として栄え、今では多くの人々が行き交い、変わらず利用されている八重洲。東京ミッドタウン八重洲初のクリスマスイベント「MIDTOWN YAESU CHRISTMAS 2023」では、そんな土地の歴史も反映して“ジャパンクラフト”をテーマにしています。

(写真提供:東京ミッドタウン八重洲)

2023年11月22日(水)の初日には、歌舞伎俳優として活躍される中村獅童さんが登壇されてイルミネーションの点灯式も行われました。当日は急遽、ご子息の陽喜くんと夏幹くんも登壇し、微笑ましい姿を集まった人たちにみせてくれました。

1階「ねぶたさんた」

いざ、点灯!

初開催の今年の目玉は、約6mの巨大な「ねぶたさんた」。日本初の試みとして、イラストレーターのJessieさんと青森のねぶた師2人がコラボレーションしています。

Jessieさんの絵をベースに、ベテランねぶた師・内山龍星さんと、気鋭のねぶた師・立田龍宝さんのお2人が約2か月をかけて丁寧に創作しています。大きな袋を肩にのせ、ソリいっぱいにプレゼントを詰め込んで、想像以上にカラフルで迫力満点!

普段「ねぶた」を目の前にすることがないので、この伝統工芸を間近に見られるのも貴重な体験。ねぶた職人の高度な技術とポップなデザインの融合は、迫力がありながらも心がホッとする温かい雰囲気があって、「ねぶたさんた」が大黒様に見えてしまいました。

周囲は360度ぐるりと見ることができます。後ろの方までプレゼントがぎっしり! 細部までこだわっています。

大きなプレゼントボックスを片手に「次のお家はどこかな〜」と言っているみたい。

風に揺れているようにふわりとしたリボン。歌舞伎の隈取、ツリーやスノーマンなどクリスマスもチーフや、表情が違うハートマークなどを散りばめたプレゼントボックス。その側で輝く青森の伝統工芸「津軽びいどろ」。キュートなのにひとつひとつが丁寧に表現され、見入ってしまいます…。

獅童さんも「(ねぶたさんたは)ねぶたの力強さがそこなわれることなく、かわいらしさもあり、よく見ると歌舞伎の隈取が描いてあったりして、非常に素敵ですね」とコメント。20分に1回、音楽・スモーク・ライティングの特別演出も見れるようです。

「ねぶたさんた」

開催期間:2023年11月22日(水)~2023年12月25日(月)

点灯時間:16:00~24:00

天井に輝く「GALLERIA Winter Lights」

ビルの間に続くのは「GALLERIA Winter Lights」のイルミネーション。光のカーテンのようにゴールドに輝いて、まるで「ねぶたさんた」がプレゼントを配る道筋を指し示しているようです!

文化や多様性を広く受け入れてきた八重洲の街をイメージし、調和を表す六角形をモチーフにしたオリジナルのランタンを制作。ランタン装飾の一部に金網を使っていて、近寄って見上げると、その立体感がよくわかります。

灯りが落ちて少し暗くなると、幾何学模様が浮かびだし、雪の結晶が舞い落ちているようなファンタジーな世界観に。ゴールドのイルミネーションは、ゆっくりと強弱をつけて優しく躍動。

奥には、約8mのもみの木のツリーも。シャンパンゴールドとホワイトのキラメキで静かに輝いていました。

「GALLERIA Winter Lights」

開催期間:2023年11月22日(水)~2024年2月29日(木)

点灯時間:16:00~24:00

*毎時00分、20分、40分に特別演出あり

5階「Illumination TERRACE」

東京駅周辺を望める5階のYAESU TERRACE(ヤエス テラス)でも「Illumination TERRACE」を2024年2月29日(木)まで冬季で開催しています。ベンチもたくさんあって、しっとり休憩するのにもぴったりな落ち着いた空間。

テラスの樹木をシャンパンゴールドの光で彩っていて、見る角度によって光の輝き方が変化する集光型のLEDライトを使用しているとのこと。シンプルな装飾ですが、見まわしたり、歩いたりすると、星々のように光がキラッキラッと瞬いているように感じます!

水色に光るビル群の夜景に溶け込んでいるような幻想的な風景にも出会えます。ガラス張りなので、空中散歩をしている気分に。

東京ミッドタウン八重洲の外観も輝きを放ち、施設でイルミネーションを楽しんだ後も感激をプレゼントしてくれました。

「Illumination TERRACE」

開催期間:2023年11月22日(水)~2024年2月29日(木)

点灯時間:16:00~23:00

伝統・光・人が温もりを届ける

ちなみに、獅童さんが主演を務める「超歌舞伎」では、お客さんがペンライトをクライマックスで灯すという、歌舞伎には珍しい演出も取り入れているそう。今回のねぶたさんたのように伝統芸能と光が一体となって、客席も参加型で盛り上がっているようです。

伝統工芸と現代のアートが融合し、継承と進化が新たな温もりを生みだしている「MIDTOWN YAESU CHRISTMAS 2023」。歴史と伝統をイルミネーションから感じられる、日本人らしい発想の冬のイベントです。

「MIDTOWN YAESU CHRISTMAS 2023」

開催期間:2023年11月22日(水)~2023年12月25日(月)

*イルミネーションは、2024年2月29日(木)まで点灯

点灯時間:16:00~24:00まで(一部23:00まで)

開催場所:東京ミッドタウン八重洲 1階ガレリア(屋外広場)

問い合わせ(受付時間:11:00~19:00):03-6225-2234

イベント特設サイト:https://www.yaesu.tokyo-midtown.com/special/2023/xmas/

東京ミッドタウン八重洲

住所:東京都中央区八重洲2-2‐1

公式サイト:https://www.yaesu.tokyo-midtown.com/

交通:JR「東京」駅地下直結(八重洲地下街経由)、東京メトロ丸の内線「東京」駅地下直結(八重洲地下街経由)

[photos by kurisencho]

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