ロシア軍、長距離兵器の被害大 英分析、一度に数十人死亡

ウクライナ東部ドネツク州バフムト近郊で、大砲を発射するウクライナ軍兵士=23日(ゲッティ=共同)

 【キーウ共同】英国防省は24日、ウクライナ軍の長距離兵器による攻撃でロシア軍が大きな被害を受けていると分析した。10日に南部ヘルソン州のドニエプル川東岸フラドキウカでロシア兵70人以上が死亡した可能性があると指摘。19日には東部ドネツク州クマチョボで式典会場が攻撃を受け、ウクライナ側はロシア兵25人が死亡したと主張している。

 それぞれ前線や支配地域の境界から数十キロ離れた場所で、長距離兵器が使われたとみられる。ロシアメディアによると、クマチョボでは兵士慰問のため訪れていた著名な俳優も死亡した。

 ウクライナ側でも今月に入り、ロシア軍の攻撃で一度に19人の兵士が死亡した。

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