畑岡 来季向け闘志 女子ゴルフ 今季未勝利「悔しい」

イベント後、自身のポスターの前で撮影に応じる畑岡奈紗=PGM石岡GC

■パリ五輪へ意欲も

女子ゴルフの畑岡奈紗(24)=茨城県笠間市出身=が24日、同県小美玉市のPGM石岡GCで開かれた、自身がブランドアンバサダーを務めるヒルトングランドバケーションズのイベントに参加した。イベント後には報道陣の取材に応じ、未勝利で終わった今季を「悔しい」と振り返りながら、来季に向け、「必ず(優勝の)チャンスをつかめるように、頑張っていきたい」と闘志を燃やした。

今季の最高順位は2位だった。特に最終戦は3日間首位に立ちながらも、最終日に逆転を許し、「最低でも年間1勝という目標があったので、そこは達成したかった。最後チャンスはあったが、優勝できずにすごく悔しい」と振り返った。

ただ、複数の試合で優勝争いに加わったことについて、「すごく調子が良い状態で迎えられた試合は少なかったが、そんな中でもスコアをまとめ、自分が思っているよりも良い順位で上がれた試合があったのは、成長できた部分だと思う」と手応えを感じた様子。来季へは「パーオン率を上げ、パットのアベレージを下げたい」と修正点を挙げた。

また、来年の夏にはパリ五輪がある。メダル獲得を目指しながらも9位に終わった2021年の東京五輪を、「思ったように調整できず、プレーも思うようにいかなかった」と振り返りつつ、「東京五輪の時よりは、調子が悪くてもスコアをまとめる自信はある。来年の(パリ)五輪にピーキングを合わせられるようにし、チャンスがあれば出場したい」と、自信をにじませながら意欲を示した。

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