【装蹄師・西内荘コラム】期待の京都2歳ステークス

早いものでジャパンカップも今年で43回目ですか。メアジードーツが勝った第一回目の時は私もまだ24歳で、装蹄師見習い中の立場から見た海外馬との力差には愕然としたことをおぼえていますが、それが今や日本馬は世界的にもトップクラスですから嬉しい限りです。

86年にJRA内で独立開業してから2年後のペイザバトラーが勝ったレースにメジロデュレンで初めて参加した時のこと、偶然にも海外馬の装蹄を頼まれて緊張しながら蹄鉄の打ち替えをしました。

ジャパンカップは担当馬2頭

そのときのお礼の言葉が’上手いね’だったけど、僻みかも知れないけど上からだったのが記憶にあって、いつかは追いつき追い越そうと海外に行ける機会があれば迷わず技術を勉強しに行ったものです。

と、言ってもジャングルポケットで初めて担当馬が勝ってからディープインパクト、アドマイヤムーン、ウオッカ、ジェンティルドンナの連覇までは良かったけど、あれからしばらく勝てていないレースですからね。

今年はディープボンドとショウナンバシットの2頭。印は厚くないですが、装蹄からの感じは凄く良かったですから頑張ってくれると思います。京阪杯のスマートリアンも人気はないかも知れないけどおもしろいと思います。期待は京都2歳ステークスのギャンブルルームで成長を感じました。

●11月25日(土)
・京都
4R ヘイセイメジャー
7R ダノンヒューマ
9R ゴールドプリンセス
10R ラインオブソウル
11R ギャンブルルーム
12R スマートルシーダ

●11月26日(日)
・京都
2R ラヴァンダ
4R キタノハヤブサ
5R メイショウオオミネ
ダノンペドロ
7R アウトレンジ
8R ベンダバリラビア
12R スマートリアン

以上が装蹄から感じた好感触馬です。

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