年末年始の新幹線は座れない?「のぞみ」全席指定席で「ひかり」「こだま」の自由席が混雑!? 便利な予約方法で指定席を確保しよう

2023年も残り1か月あまり、年末年始のふるさとへの帰省や旅行など計画を練っている方が多いと思います。

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2023年から2024年にかけての年末年始は東海道・山陽新幹線「のぞみ」が全席指定席となり、「ひかり」や「こだま」も自由席が混雑するかも知れません。

「新幹線の指定席が取れない」
そのリスクを解消できる便利な予約方法を使う人が今、増えています。

静岡駅で聞きました。新幹線のチケットはどうやって買っていますか?

<街の人>
「私はネットで早めに取っている。空き状況も見られるし、不安がない」
「スマホのアプリで取っている。楽だし、わざわざ(駅に)行かなくてもいいし、すぐ乗れるし」
「ICカードです」
Q.便利ですか?
「もう全然、予定の変更も簡単にできるので、すごく便利ですね」

若い人や出張のサラリーマンを中心にスマートフォンで予約する人が多いようです。

では、「ネットで予約してICカードをタッチして乗る人」と「従来の紙の切符で乗る人」は、どの位の割合なのでしょうか。

<岩崎大輔記者>
「静岡駅の新幹線の改札口です。改札を通る人を観察するとおよそ半数が紙の切符、残り半数がICカードをタッチして改札を通過しているようです」

JR東海によると、ネット予約の割合は、2022年度の累計実績で指定席の利用者の半数近くだということです。

東海道新幹線のインターネット予約は、2001年にサービスを開始。

当初は、有料のカード会員限定でしたが、2017年からは無料で会員登録ができる「スマートEX(イーエックス)」がスタート。

現在は、延べ1186万人が登録しているそうです。

JR線の指定席は、乗車日の1か月前の同じ日に発売されるのが基本ですが、スマートEXでは新幹線が1年前から予約が可能。

混雑する時期の切符が早く抑えられるのも魅力です。

一方、窓口で紙の切符を買う人に理由を聞くと
▼証明書が必要な割引切符を購入するから
▼ネット予約は難しそうだから
▼新幹線と在来線を乗り継ぎたいから、といった声が聞かれました。

でも、窓口は時間帯によって混雑します。

<岩崎大輔記者>
「窓口が混雑している時、実は便利なのがこちらの券売機です。全国のJRの切符が買えるんです」

「では、実際に操作してみましょう。年末年始、伊勢神宮にお参りに行くことにします。まずは、のりかえ案内から、出発駅は静岡、到着駅をいせしと入力すると候補が出てきます。利用日と人数を入れて検索。そうすると新幹線から快速に乗り換えて伊勢市へ向かう候補が出てきました」

あとは、特急券と乗車券を一緒に買うかどうかや、窓側や通路側など、座席の希望を入力すると切符を買うことができます。

意外と簡単です。

新幹線「のぞみ」が全席指定席になることで「ひかり」や「こだま」に、どの程度、影響があるのか分からない部分もあります。

ただ、コロナ禍が落ち着いて、利用客は確実に増えていることから、年末年始の予定が決まったら、早めに指定席を予約するのが良さそうです。

2023年度の年末年始からは、混雑する日は指定席の料金がプラス200円、または400円というシーズン別料金も導入されます。混雑を避けて、日付をずらすと通常料金でお得に利用できるということです。

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