ツインズが前田健太との再契約に興味 タイガースからも強い関心

2016年のドジャース移籍時に結んだ8年契約を終え、FAとなった前田健太。先発投手の補強を必要としているチームが多い今オフの状況は、新天地を探す35歳の前田にとっても有利な状況となっている。すでにタイガースが「真剣な興味」を示していることが報じられているが、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、前田が今季まで4年間在籍したツインズも再契約に興味を示しているようだ。前田の市場がこの2チームに限られているわけではなく、多くのチームを巻き込んだ争奪戦に発展する可能性もある。

前田はドジャースでプレーしたメジャー最初の4シーズンで3度の2ケタ勝利を記録。ツインズに移籍した2020年(60試合制の短縮シーズン)は6勝1敗、防御率2.70、80奪三振の好成績を残し、ア・リーグのサイ・ヤング賞投票では満票受賞となったシェーン・ビーバーに次ぐ2位にランクインした。

トミー・ジョン手術により2022年シーズンを全休し、2年ぶりのメジャー復帰となった今季は21試合(うち20先発)に登板して104回1/3を投げ、6勝8敗、防御率4.23、117奪三振を記録。故障者リスト入りする前の4先発(0勝4敗、防御率9.00)を除けば、17試合で6勝4敗、防御率3.36とまずまずの活躍を見せていた。そうした今季の働きを踏まえ、移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は前田が得る契約を2年3600万ドルと予想している。

ツインズは今季のサイ・ヤング賞投票で2位となったソニー・グレイがFAとなっているが、ペイロール削減の方針が報じられており、グレイとの再契約は現実的ではない。パブロ・ロペス、ジョー・ライアン、ベイリー・オーバーの3人はある程度計算できるため、先発3~4番手候補として前田との再契約を狙うのは納得できる。前田との再契約に成功すれば、クリス・パダック、ルーイ・バーランドらに先発5番手を争わせることになりそうだ。

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