表彰状デザイン決まる 佐賀国スポ・全障スポ 名尾手すき和紙で製作も

男女総合成績と女子総合成績で入賞した都道府県に贈られる表彰状のデザイン

 来年10月に佐賀県で開催される国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会(SAGA2024)の表彰状のデザインが決まった。国スポの男女総合成績と女子総合成績で入賞した都道府県に渡される表彰状は、県の伝統工芸品「名尾手すき和紙」で製作する。

 24日に県庁で開かれたSAGA2024実行委員会常任委員会で報告された。男女総合成績と女子総合成績1~8位の都道府県の表彰状を入れる額縁は、1976(昭和51)年の若楠国体の頃に植樹された多良岳産スギで作り、表彰状には細かくしたスギをすき込む。

 国スポや全障スポの競技別賞状などは大会ロゴが印字されたシンプルなデザインで、収納する紙製の額縁にピクトグラムをあしらっている。このほか、総合開・閉会式に出演する式典音楽隊やオープニングプログラムで演じる10団体なども決まった。

 国スポの入場料については、総合開会式は大人千円(高校生以下は無料)、特別競技の高校野球(硬式)は大人600円、高校生以下と車いす利用者は300円(介助者は無料)とする議案も可決した。総合閉会式は無料。12月に日本スポーツ協会が開く委員会で協議し、正式に決定する。(小部亮介)

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