新しい制服のデザインを生徒らが考えてきた牛津高(小城市)で、出来上がった新制服がお披露目された。着心地の良さと動きやすさを兼ね備えたブレザースタイルで、来年度の新入生から着用する。制服の変更は20年ぶり。
新制服づくりは学校挙げてのプロジェクトとして実施。今年1月から服飾デザイン科の授業でメーカーのデザイナーと意見交換し、出来上がった試作に全校生徒と職員が投票して機能やデザインを固めていった。
このほど開かれた創立60周年式典で生徒たちがモデルとなり、ファッションショー形式でお披露目した。新しい冬服はブルーグレーのブレザーに、ストライプ柄のネクタイとリボン、紺色のベストを組み合わせた。女子生徒はスカートかスラックスを選択できる。夏服は快適性を重視しボタンダウンのポロシャツを採用した。
ファッションショーに出演した生徒らは「生徒みんなで考えたデザイン。かっこよく出来上がった」「自分たちは着ることはできないけれど、新1年生はこの制服を着て青春してほしい」と話した。(市原康史)