今季王者レンジャーズ 左腕モンゴメリーとの再契約に興味を示す

今オフのFA市場における大物先発投手の1人であるジョーダン・モンゴメリーに対し、レンジャーズが再契約の意思を示しているようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が伝えている。レンジャーズ移籍後のモンゴメリーの活躍を考えれば、再契約が検討されるのは当然だが、レンジャーズはすでに先発の頭数が揃っている。先発投手の需要が非常に高い状況のなかで、モンゴメリーと再契約し、余った先発投手をトレードすることも考えているのかもしれない。

現在30歳のモンゴメリーは今季カージナルスとレンジャーズで合計32試合に先発して自己最多の188回2/3を投げ、10勝11敗、防御率3.20、166奪三振を記録。メジャー7年目にして初の2ケタ勝利をマークした。ポストシーズンでも6試合(うち5先発)で3勝1敗、防御率2.90と好投し、レンジャーズの球団史上初となるワールドシリーズ制覇に大きく貢献。ヤンキース時代は先発5番手レベルの投手とみなされていたが、今や先発1~2番手レベルとの評価を受けるようになった。

レンジャーズはアンドリュー・ヒーニーが選手オプションを行使して残留したため、マックス・シャーザー、ネイサン・イオバルディ、ジョン・グレイ、デーン・ダニング、ヒーニーとすでに先発5人が揃っている。また、来季後半戦にはジェイコブ・デグロムもトミー・ジョン手術から戻ってくる見込みだ。ただし、故障リスクの高い選手が多いため、2年連続で180イニングを投げているモンゴメリーを確保しておくことは、先発ローテーションに安定感をもたらすことになるだろう。

あるいは、モンゴメリーと再契約したうえで、ダニングやヒーニーをトレードすることを検討しているのかもしれない。チームの補強ポイントはブルペンであり、ダニングやヒーニーをトレードの駒として、ブルペンの補強に動く可能性はある。もしくは、単純にダニングやヒーニーをリリーバーとして起用する方法もある。

絶対的守護神を手に入れるために、パドレスからFAとなったジョシュ・ヘイダーの獲得に動く可能性も取り沙汰されているが、果たしてレンジャーズはどんな動きを見せるのか。今後の動向に注目だ。

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