2022年の栃木県内における「政治資金収支報告書」が公開 パーティ増で収入も増加

 栃木県内の政党支部や政治団体の去年(2022年)1年分の政治資金報告書が、24日に公開されました。収入総額は、17億4千万円余りで前の年より10.2%増えました。新型コロナの影響がおととし(2021年)と比べて落ち着き、政治資金パーティが増えたことなどによるとみられます。

 政治資金パーティなどの「事業収入」は2億4千万円と、前の年の5倍以上、寄付は7億5千140万円と衆議院選挙があった前の年と比べて約10%減少しました。政党別では自民党がトップで13%増加の7億7千9百万円、次いで共産党、立憲民主党となっています。

 また、政党を除く政治団体で収入が最も多かったのが小山市・野木町選出の板橋一好県議会議員の後援会連合会で4千930万円、次いで県看護連盟が3千260万円、3番目が元県議会議員の西川鎮央さんの後援会で3千200万円でした。去年、参議院選挙が行われたことや今年(2023年)の春の統一地方選を前に活動が盛んになったためと見られます。

 一方、支出の総額は16億3千590万円で前の年と比べて5.5%増えました。

 政治資金収支報告書は県選挙管理委員会のホームページのほか県庁で閲覧することができます。

© 株式会社とちぎテレビ