オープン前に100人以上の列…静岡市に『コストコ再販店』 

西尾梓アナウンサー:「清水区にコストコの再販店がオープンするということで、オープン前なのですが、多くの人が列を作っています」

清水区民:「何がおいてあるのかなと思って」
Q.普段コストコは行ったことある?
A.「行ったことあります。でも遠いから大変です」
Qお目立ての商品は?
A.「パンとか」

清水区民:「興味があってきたんですけどね」
Q.コストコに行ったことは?
A.「ないです」

静岡市清水区に23日オープンしたのは、会員制大型スーパー「コストコ」の商品を扱ういわゆる“コストコ再販店”です。

午前11時のオープンを前に100人以上のお客さんが列を作りました。

そして、いよいよその時が…。

オープンと同時に続々とお客さんが店の中へと入っていきました。

県内のコストコは浜松市の1店舗

静岡市清水区梅田町にオープンした店は、市内に本社を置く「タカラ・エムシー」が手掛けています。県内でスーパーマーケットを運営する会社ですが、あえて同じ業界である「コストコ」の商品を仕入れて扱うことにしました。

タカラ・エムシー 上野拓社長:「静岡市と御殿場市にお店を出しているが、清水のお客様から要望があり、『どうか清水に出してくれ』ということで、たまたま場所もあったので出店した」

県内では浜松市内にコストコがありますが、横に広い静岡県、地域によっては浜松まで距離があります。そこで、コストコの商品を手にしてみたいという需要に応えたのが、県内でもここ数年で増えている“再販店”なのです。

700種類の商品を取り揃え

西尾アナ:「お店の中に入ると、コストコの目玉商品であるクマのぬいぐるみが出迎えてくれます。こちらには様々な商品が並んでいますが、およそ700種類の商品を取り揃えているということです」

そもそもコストコは“卸売り業”であるため、お店の人が浜松市にあるコストコまで商品を買いに行き、商品を仕入れることができます。

オープンした店では、コストコで購入する場合と比べて販売価格を2割程度高く設定してますが、年会費4800円あまりの会員カードがなくても商品を購入できるのが特徴です。

清水区民
父:「いつも浜松まで行っていたが、近くにできたのでうれしいなと思ってね、買ったね」

中にはこんな人も。

藤枝市民:「(お店の前を)通ったら、きょうオープンだということだったので、少しでも安くなるのかなと言う気持ちで、孫が来たときに(ぬいぐるみが)大きいと、遊ぶのにちょうどいいかなと」

県内には1店舗しかないコストコですが、「再販」という新たな形のビジネスが県内経済を盛り上げていくかもしれません。

タカラ・エムシー 上野拓社長:「こんなにお客様がご来店すると思っていなかったので、非常に驚いている。普段使いで使えるコストコを目指しているので、そんなお客様のニーズに応えて商品もなるべく新製品をいれていくような形で仕掛けていこうかなと考えている」

(11月23日放送)

© 静岡朝日テレビ