京都のJ1残留が決定! 敵地でC大阪を撃破、原大智の1発を守り抜く【明治安田J1第33節】

25日、明治安田生命J1リーグ第33節のセレッソ大阪vs京都サンガF.C.がヨドコウ桜スタジアムで行われ、0-1で勝利した京都のJ1残留が決まった。

いよいよ佳境を迎えた2023シーズンのJ1リーグ。C大阪と京都の関西対決となったなか、曹貴裁監督率いる京都は引き分け以上ならJ1残留が決まる状況で、敗れても横浜FC(18位)vs湘南ベルマーレ(17位)で湘南が勝ち点を1でも積めば、J1残留が決まる。

その京都が先制。20分、ロングスローの流れから二次攻撃を展開すると、福田のマイナスクロスに原が右足ダイレクトで合わせ、C大阪のGKキム・ジンヒョンが守るゴール左隅へ突き刺す。原は今季12試合で6得点目となった。

35分にはパトリックに決定機。C大阪のゴールキックからのビルドアップを深い位置で遮断し、パトリックはボックス内でGKキム・ジンヒョンとの一対一に。しかし、落ち着いて狙い澄ました右足シュートはゴール左へと外れる。

最終節を前にしてJ1残留を決めたい京都は1点リードのまま試合を進め、62分にPKを獲得。右サイドからドリブルで突進した福田がC大阪の鳥海に倒された。しかし、ファウルはボックス外だったとして、4分近いVARチェックの結果、判定はFKに変更された。

1点を追うC大阪は70分、清武が途中交代でピッチに入り、今季初出場に。香川真司と清武弘嗣が同時にピッチに立った。

キム・ジンヒョンから腕章を託された清武は76分、ボックス手前でファウルを受け、C大阪は絶好の位置でFKを獲得。清武がゴール前へ入れたクロスは跳ね返されるも、こぼれ球を拾った山中がボックス手前から自慢の左足を一閃…京都のGKク・ソンユンに間一髪で弾き出された。

1点が遠いC大阪。後半アディショナルタイムに獲得したセットプレーではGKキム・ジンヒョンも前線に上げて同点弾を狙いに行くが、結局、0-1で敗れ、今季のホーム最終戦を飾れなかった。

これにより、京都が自力でJ1残留を確定させている。

セレッソ大阪 0-1 京都サンガF.C.
【京都】
原大智(前20)

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