「派閥とカネ」野党照準 与党、月内の補正成立全力

国会議事堂

 国会は週明けから、2023年度補正予算案の論戦の舞台を参院予算委員会に移す。自民党5派閥がパーティー収入を政治資金収支報告書に過少記載したと告発され、野党は「派閥とカネ」に照準を定める。与党は経済対策で物価高に対応するため、月内の予算成立に全力を挙げる。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済を巡る法案も焦点となる。

 参院予算委は27、28両日、岸田文雄首相と全閣僚が出席して総括質疑を実施する。与党は補正予算案を29日中に予算委、本会議で採決して成立させる段取りを描く。

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