自転車盗の犯人逮捕に協力したとして、京都府警宇治署は、京都市伏見区の会社員森下泰成さん(42)に感謝状を贈った。
同署によると、京都府宇治市内のパチンコ店で10月、駐輪場から客の自転車1台が盗まれた。店の副主任の森下さんは翌朝、防犯カメラの映像で自転車を持ち去る高齢の男の様子を確認。「見たことあるな」。偶然にも喫煙スペースにいたその男と出くわした。映像に残っていることをともに確認し、近くの交番まで送ったという。
森下さんは「普段からトラブル対応も仕事と心がけている。きちっとやっておいてよかった」と話した。
同署管内では、今年の自転車盗認知件数が10月末現在172件と、前年同期比で65件増えている。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ人出が戻った影響とみており、施錠の徹底などを呼びかけている。