山陽新聞社と両備ホールディングスが共同でチャーターした大型豪華客船「にっぽん丸」(全長166メートル、2万2472トン)による「秋の別府・壱岐島クルーズ」は3日目の25日、最終目的地の長崎県・壱岐島に到着した。一行はエメラルドグリーンの海や神社を巡るオプショナルツアーに参加し、島の魅力を堪能した。
ツアー客360人を乗せたにっぽん丸は午前8時、同島・郷ノ浦港に入港。4コースに分かれてツアーに出発した。手つかずの砂浜が広がる「辰ノ島」を遊覧船から眺めたり、島内に千以上あるとされる神社やほこらを巡ったりした。
夫婦で参加した看護師(68)=津山市=は「普段は山に囲まれて生活しているので海は憧れ。美しい海に心が洗われた」と話した。
一行は23日、神戸市の神戸港を出港。24日は別府港(大分県)に寄港し、景勝地・耶馬溪(同県中津市)での紅葉狩りや、別府温泉(同県別府市)の地獄巡りを満喫した。26日に宇野港(玉野市)に帰着する予定。