「半端ない」FW大迫が大黒柱 自己最多の22得点

初優勝を果たし、大迫(奥)と抱き合う神戸・吉田監督=ノエスタ

 文字通りの大黒柱だった。第33節までのJ1神戸の総得点59点のうち、33歳のFW大迫は1人で22点と4割近くを稼ぎ出した。2013年の19点を超えて自己最多ゴールをマークしただけでなく、優勝を決めた名古屋戦の2アシストなど、味方にも取らせた。ポストプレーや守備で汗を流し、仲間を鼓舞するリーダーに、吉田監督は「大迫、半端ないでしょ」と脱帽する。この点取り屋をたたえる際に定着した言葉がふさわしい1年だ。

 昨季は腰や臀部に痛みを抱え、26試合で7得点と低迷。サッカー人生を懸けていたワールドカップ(W杯)カタール大会は代表から落選。「神戸で何かを成し遂げたい」と雪辱を期した。

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