なでしこ選出の谷川萌々子が同点弾も…ac福島は昨季インカレ女王・東洋大学にPK戦で敗れる【皇后杯】

[写真:©超ワールドサッカー]

25日、第45回皇后杯2回戦の8試合が各地で行われた。

藤枝総合運動公園サッカー場で行われた第1試合では、関東地区第5代表の東洋大学と東海地区第1代表のJFAアカデミー福島が対戦。PK戦に末に東洋大が3回戦進出を決めた。

昨季の全日本大学女子サッカー選手権大会(インカレ)覇者・東洋大は、特別指定選手としてWEリーグチームでもプレーしているDF藤生菜摘(サンフレッチェ広島レジーナ)やMF北村美羽(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)が先発フル出場。

一方、今季のなでしこリーグ2部を2位で終えたac福島も、なでしこジャパンのブラジル遠征メンバーに選出された谷川萌々子、古賀塔子が120分を戦い抜いた。

試合が動いたのは後半に入っての67分。東洋大は宮本妃菜里が自ら得たPKを沈めて先制するが、ac福島も78分に同じくPKを獲得し、これを谷川が決めて同点とする。以降は延長戦を経ても互いにゴールが生まれず、勝負の行方はPK戦に持ち越された。

東洋大の先攻でスタートしたPK戦は、東洋大の4人目まで成功し続け、ac福島4人目の板村真央のキックをGK中村未有がストップ。5人目はともに失敗となり、PKスコア4-3で東洋大がac福島に競り勝った。

また、同会場の第2試合は、元なでしこジャパンの矢野喬子監督が指揮を執る関東地区第1代表の帝京平成大学が、なでしこ1部の静岡SSUボニータを2-1で退けている。

その他の会場では、初出場となった九州地区第2代表の柳ヶ浦高校が、なでしこ1部の大和シルフィードに0-2で敗戦。同じく初出場、関西地区第2代表の帝塚山学院大学も、なでしこ1部・スペランツァ大阪と大阪勢対決に臨んだが、0-1で敗れた。スペ大阪は今季限りでの引退を表明している浜田遥が決勝点をマークしている。

そのほかの結果は以下の通り。26日には2回戦の残り8試合が行われる。

◆皇后杯2回戦
11月25日
バニーズ群馬FCホワイトスター(なでしこ1部/群馬) 1-1(PK:4-5) 大阪体育大学(関西/大阪)
東洋大学(関東/群馬) 1-1(PK:4-3) JFAアカデミー福島(東海/静岡)
スペランツァ大阪(なでしこ1部/大阪) 1-0 帝塚山学院大学(関西/大阪)
福岡J・アンクラス(九州/福岡) 1-0 ノルディーア北海道(北海道)
静岡SSUボニータ(なでしこ1部/静岡) 1-2 帝京平成大学(関東/千葉)
スフィーダ世田谷FC(なでしこ1部/東京) 1-0 早稲田大学(関東/東京)
ニッパツ横浜FCシーガルズ(なでしこ1部/神奈川) 5-1 FC今治レディース(四国/愛媛)
大和シルフィード(なでしこ1部/神奈川) 2-0 柳ヶ浦高校(九州/大分)

11月26日
オルカ鴨川FC(なでしこ1部/千葉) vs 岡山湯郷Belle(中国/岡山)
藤枝順心高校(東海/静岡) vs リリーウルフ.F石川(北信越/石川)
愛媛FCレディース(なでしこ1部/愛媛) vs 十文字高校(関東/東京)
朝日インテック・ラブリッジ名古屋(なでしこ1部/愛知) vs ヴィアマテラス宮崎(九州/宮崎)
ASハリマアルビオン(なでしこ1部/兵庫) vs エナジック琉球デイゴス(九州/沖縄)
伊賀FCくノ一三重(なでしこ1部/三重) vs 日本大学(関東/東京)
日体大SMG横浜(なでしこ1部/神奈川) vs マイナビ仙台レディースユース(東北/宮城)
周南公立大学Vinculum(中国/山口) vs 日テレ・東京ヴェルディメニーナ(関東/東京)

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