福岡で自動運転バスが接触事故 運行見合わせ、けが人なし

福岡市東区でタクシーと接触事故を起こした、自動運転バスと同型の車両(福岡市などによる運行団体のプレスリリースより)

 福岡市は25日、同市東区のJR箱崎駅付近で運行していた自動運転バスが同日午後3時ごろ、タクシーと接触事故を起こしたと発表した。バスに乗っていた運行責任者1人と客6人、タクシーの運転手、乗客にいずれもけがはなかった。自動運転バスの運行は当面見合わせるとしている。

 市や運行会社によると、バスは箱崎駅のロータリーで発進した直後、進入してきたタクシーと接触した。市は「事故の原因や過失割合は警察などと協議している」としている。

 バスはエストニア製で8人乗り。アクセルやブレーキが自動の「レベル2」で駅周辺を回るルートを走行。自動運転バス事業の「BOLDLY」が実証実験の委託を受けて運行していた。

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