マダガスカル大統領が再選の公算 対立候補ボイコット、政情混乱も

マダガスカルの首都アンタナナリボで開かれた集会で演説するラジョエリナ大統領=12日(AP=共同)

 【ナイロビ共同】アフリカ南東部の島国マダガスカルの大統領選で、現職のラジョエリナ大統領(49)が当選する公算が大きくなった。16日にあった投票の暫定結果を国家独立選挙委員会が25日発表した。ロイター通信が伝えた。対立候補12人のうち10人が選挙をボイコットし、複数が結果の受け入れを拒否する構えで、政情が混乱する恐れがある。

 対立候補らは、ラジョエリナ氏が2014年にフランス国籍を取得したことでマダガスカル国籍を失い、出馬資格がないと訴えている。ラジョエリナ氏はマダガスカル国籍を維持していると反論している。暫定結果によると、ラジョエリナ氏が過半数の票を得た。

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