L・エンリケ、今季初ゴールのデンベレを絶賛!!「これぞデンベレというゴール」「ショーを見ているようだ」

写真:今季からパリ・サンジェルマンを率いているルイス・エンリケ ©Getty Images

11月26日に行われたリーグ・アン第13節、上位対決となったパリ・サンジェルマンvsモナコの一戦はホームのパリ・サンジェルマンが今季チーム最多の5ゴールを奪い勝利を収めた。またこの試合、モナコ所属の日本代表FW南野拓実は先発出場を果たしており、22分には試合を振り出しに戻す同点ゴールを決め、後半にはアシストも記録している。

5ゴールを奪い勝利したことは喜ばしいことだが、それ以上にホームのファンを歓喜させたのは、パリ・サンジェルマンへ加入以降難しい時間を過ごしていたFWウスマン・デンベレの初ゴールだろう。デンベレは今夏にバルセロナから加入すると、サウジアラビアのアル・ヒラルへ移籍したFWネイマール・ジュニオールが背負った“背番号10”を継承。リーグ・アン12節消化時点で4アシストを記録するなど、チャンスメイクで違いを生み出していたものの、肝心のゴールは遠く、加入から約3ヶ月の間ゴールがなかった。

スペイン『Mundo Deportivo』電子版によると、試合後の記者会見に登場したルイス・エンリケ監督は、デンベレの待望の初ゴールについて以下のようにコメントしたという。

「今日のゴールはこれぞデンベレというような得点だった。左足アウトサイドでトラップし、右足で際どいコースを撃ち抜く素晴らしいフィニッシュだった。周囲からは彼に対する批判もあったが、私は彼がパリに来た初日から加入を歓迎していた。彼は相手の守備バランスを1人で崩すことが出来る世界最高の選手だ。ドリブルでの仕掛け、アシスト、そして相手を食いつかせ数的優位を生み出すプレーはショーを見ているようだ。そんな素晴らしい特徴を持った選手がチームにいるのはとても喜ばしいことだよ」

エンリケ監督はデンベレが結果を出せず苦しんでいた時期にもデンベレへの信頼は揺らぐことなく、「彼がゴールを決め、アシスト数を増やしていくことは間違いない」とコメントするなど、その才能を高く評価している。怪我ガチで、プレーに波があるデンベレだが、パリ加入以降怪我もなく徐々に結果も数字として現れ始めている。今後どこまでゴール、アシストを積み上げていけるだろうか。

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