福井県あわら市は11月21日から、スマートフォンなどで子育てや妊娠について気軽に相談できる市民サービスの実証実験を始めた。専用サイトを通じて、24時間悩みごとを小児科医や産婦人科医らに相談できるほか、平日の夜間には予約制で動画通話もできる。実証実験は5月末までを予定しており、期間中の利用などを見て本導入を検討する。
20日にあった市定例会見で森之嗣市長が説明した。部署を横断した20～30代中心の若手職員でつくる人口減少対策チームが、市民からのニーズや全国自治体の優れた政策を調べて提案。市はインターネットを介した成育医療を提供するKids Public（東京）と協力した。
サービスは、LINEからでも登録、利用できる。平日の「夜間相談」、月、水、金曜の「日中助産師相談」、24時間以内に返信が受けられる「いつでも相談」の3種があり、全国の190人超の医師らが参画している。
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市によると、市内には小児科医が2カ所、産婦人科医が1カ所のみで、出産や子育てへの不安を少しでも解消したい考え。
同様のサービスは県内で南越前町に続いて2市町目で、全国124自治体が導入済み。実証実験の段階ではサービス利用料はかからないが、本導入する場合、市が負担する。サービスの問い合わせは、市子育て支援課子育て世代包括支援センター＝電話0776（73）8010。
