アパホテルの元谷芙美子社長(福井県福井市出身)による講演会が11月25日、若狭町パレア若狭で開かれた。元谷さんは「逆境こそが好機。どんなことがあっても折れずに頑張ることが大切」と伝えた。
新幹線開業直前・女性活躍推進イベントとして、町と町地域経済活性化協議会が主催し、約300人が聴講した。
元谷さんは1994年に社長に就任し、会員制やインターネット予約システムをいち早く導入し、全国規模のホテルチェーンに成長させた。会社経営や生活などを振り返り「運はつかみに行く気概がある人のところにしかやってこない」と力説。物事をゼロから生み出すより、守り続けることのほうが苦労したと話した。
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若狭町については、海と湖に面した自然豊かな地理的特徴を評価。講演前にはウナギを食べたことも紹介し、三方五湖レインボーラインなどを挙げて「観光業のポテンシャルが高い。風光明媚(めいび)ですてきな町」と絶賛した。
来年3月の北陸新幹線敦賀開業には「私も福井の一員としてうれしい。皆で盛り上げていきましょう」と話した。