沖縄で車ラリー、来年3月17日に初開催 公道を走る「ラリーチャレンジ」の全国開幕戦 「モータースポーツで盛り上げたい」

 一般公道を使った競技「ラリーチャレンジ」の全国13大会の開幕戦が来年3月17日、沖縄市コザ運動公園を起点に沖縄、うるまの両市で開催する。沖縄県内での開催は初めて。25日に沖縄アリーナで始まったオキナワモーターショー2023(沖縄市主催)のステージで、大会を主催するトヨタ自動車(愛知県)GAZOO Racing Company Presidentの高橋智也氏が発表した。

 ドライバーと車内から走行を手助けする指示役、メンテナンス作業を担うメカニックのチームで走行タイムを競う。

 道路の状況やコースごとに路面の違いを的確に判断するスキルが求められ、国内Bライセンスを持つアマチュアが車種を問わずにエントリーできるのが特徴だ。来年2月ごろに募集予定。

 高橋氏は県出身ドライバーの平良響、翁長実希両選手と「沖縄をモータースポーツで盛り上げたい」との思いで一致したと経緯を説明。「毎年続けることで、ラリーが文化になる」と継続したい考えを示した。

 沖縄大会は、沖縄市やうるま市などと共催する。同席した桑江朝千夫沖縄市長は「県民がモータースポーツに興味を持つ機会になれば」と喜び、中村正人うるま市長は「観光需要にもつながる」と期待した。 約100社が車両を展示するオキナワモーターショーは同アリーナで26日まで。午前10時から午後6時。(中部報道部・屋宜菜々子)

ラリーチャレンジ開催を発表する(右から)中村正人うるま市長、高橋智也氏、桑江朝千夫沖縄市長=25日、沖縄市・沖縄アリーナ
長野県茅野市で行われたラリーチャレンジの様子=4月16日(トヨタ自動車提供)

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