1型糖尿病のこと知って 患者の糸平芽愛さんと母・裕美さん

1型糖尿病への理解を深めてもらおうとSNSで情報発信する糸平裕美さん(左)と芽愛さん親子=宮崎市・宮日会館

 膵臓(すいぞう)の特定の細胞が壊れて血糖値を下げるインスリンをつくれなくなる「1型糖尿病」への理解を深めてもらおうと、日向市の会社員糸平裕美さん(35)と、長女で1型糖尿病患者の芽愛(めいあ)さん(12)=小学6年=がSNSでの発信を続けている。日常のケアの様子を明るく紹介するインスタグラムの動画は100万回以上再生され、同じ境遇の人たちの共感を呼んでいる。2人は「誤解が多い病気の実態が伝わるとうれしい」と前を向く。
 芽愛さんは6歳の頃、1型糖尿病と診断されて以降、インスリン投与で血糖値をコントロールしながら生活。現在は自動設定でインスリン投与する「インスリンポンプ」を腕に着け、緊急時に使う注射器や血糖値の計測器などを携帯し、学校生活を送っている。

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