グラウンド貸し出しの縁で...小中生らが整備奉仕  宇都宮の野球チーム、茂木「花の山」園路で

グラウンド整備用の「とんぼ」を使って園路にチップを敷く部員たち

 【茂木】中学硬式野球チーム「宇都宮ポニーベースボールクラブ」が、練習場にしている旧逆川中近くにある小山の花木園「樹(き)の花自然園 花の山」で25日、園路にチップを敷く奉仕作業を行った。

 旧逆川中は、町の指定管理者として同園を管理・運営する「イーエーシー」の親会社が所有し、グラウンドを同クラブに貸し出している。その縁で、地域貢献活動の力になりたいと選手や監督、コーチ、保護者らがこの時季には紅葉が美しい園路の整備を初めて手伝った。

 約20人が午前8時半に集合。中1と小6の部員たち8人が園内の起伏のある園内を走って体を温めた後、練習場のグラウンド整備に使っている「とんぼ」やレーキなどを使い、大人たちと全員で木のチップを敷く作業に当たった。1時間弱で土の園路100メートル余りの区間がふかふかになり、歩きやすくなった。

 参加した宇都宮市清原中1年矢口福(やぐちふく)さん(13)は「人のためにすることが気持ちよかった」と笑顔を見せた。

 同クラブの谷口浩野(たにぐちひろや)代表(58)は「初めてだったが、機会を見て継続して協力したい」と話した。

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