米海軍「航行の自由」作戦 南シナ海・西沙諸島周辺

 【ワシントン共同】米海軍第7艦隊(神奈川県横須賀市)は日本時間26日、中国が領有権を主張して実効支配する南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島付近で、現地時間25日にミサイル駆逐艦ホッパーが海域を通る「航行の自由」作戦を実施したと発表した。過剰な海洋権益の主張に対抗する狙い。

 米中両首脳は15日のサンフランシスコでの首脳会談で、幅広い分野で対立する両国関係の緊張緩和を図ったばかり。中国の反発が予想される。

 西沙諸島は中国のほかベトナムと台湾も領有権を主張しており、軍艦が航行する際には許可を取るか事前通告するよう要求している。

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