バイデン氏、若者離れ課題 イスラエル寄り政策に批判

アメリカのバイデン大統領(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】2024年米大統領選で再選を狙う民主党のバイデン大統領が、パレスチナ自治区ガザを巡る情勢でイスラエル寄りの姿勢を取り続けているとして、「Z世代」や「ミレニアル世代」と呼ばれる若者層が批判を強めている。有権者の約4割を占める見通しで、再選戦略を進める上で支持離れの食い止めが課題だ。

 10~20代半ばのZ世代や、それより上で40代初めごろまでとされるミレニアル世代は、民主党支持者が多い。ガザ情勢が長期化してバイデン氏への不満が膨らめば、投票率の低下や、二大政党以外の第3の候補に票が流れることもあり得る。

 バイデン氏はイスラエルの自衛権を支持し、停戦には反対の立場。

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