賞金シード落ちの池田勇太 来季は「これから考えればいい」

賞金シード喪失が決まった池田勇太(撮影/中野義昌)

◇国内男子◇カシオワールドオープン 最終日(26日)◇Kochi黒潮CC(高知)◇7335yd(パー72)◇晴れ(観衆2820人)

今季の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」(30日開幕/東京・東京よみうりCC)を残し、来季の賞金シード選手65人が確定した。

出場義務試合数不足の賞金ランク20位ジェイビー・クルーガー(南アフリカ)、36位コ・グンテク、58位パク・サンヒョン(ともに韓国)を除くランク68位まで。なおクルーガーは有資格の最終戦「日本シリーズJTカップ」に出場して義務試合数をクリア、66人目の賞金シードを取得する見込み。

初賞金シードは賞金王の中島啓太ら14人、賞金シード落ちは17人となった。

ツアー通算21勝の池田勇太は今大会を、シード圏内のランク63位で迎えたが、最終日に「77」と崩れて最下位61位フィニッシュ。圏外ギリギリのランク69位で連続賞金シードが14シーズンでストップした。

「やるだけだった。シードを意識していたわけでなく、優勝するつもりで出ていたので」。顎(がく)関節のバランスの崩れで大きく体調を崩し、思うようなゴルフができない状態だった1年を「シードがあったので出場しましたが、なければ無理して出る必要はない」という。

来季の出場権を得るには「生涯獲得賞金上位25位以上」の特別シードを使うか、ファイナルQT(12月5日~/山口・下関ゴールデンGC)に挑むかの選択肢となるが、「これから考えていけばいい」と明言を避けた。来年は「治療と手術」にあてることを考えており、無理なスケジュールを組むつもりはないようだ。

なお池田以外にも連続賞金シードは片山晋呉が25シーズン、小田孔明が15シーズンでストップ。現役最長は石川遼の15シーズン連続となった。

<賞金シード初取得&復帰選手>
賞金R/選手名
1/中島啓太
2/△金谷拓実
3/蝉川泰果
22/米澤蓮
23/△ショーン・ノリス
24/細野勇策
26/小木曽喬
29/鈴木晃祐
33/ヤン・ジホ
35/杉原大河
41/前田光史朗
47/△浅地洋佑
52/△大堀裕次郎
54/金子駆大
61/小浦和也
63/平本世中
65/宇喜多飛翔
66/西山大広
(△が復帰)

<賞金シード喪失選手>
69/※池田勇太
73/貞方章男
74/※片山晋呉
75/小鯛竜也
79/イ・サンヒ
80/※桂川有人
89/※ブレンダン・ジョーンズ
90/※比嘉一貴
91/ジャン・ドンキュ
96/※大西魁斗
102/※小田孔明
107/大岩龍一
110/※宮本勝昌
118/※久常涼
147/田村光正
151/※小平智
215/※チャン・キム
(※は賞金シード以外の出場資格保持)

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