米沢市長に野党系近藤氏 自公推薦候補また敗北

 任期満了に伴う山形県米沢市長選は26日投開票され、国民民主など野党が支援した無所属新人の元経済産業副大臣近藤洋介氏(58)が、自民、公明両党推薦の元官僚ら2新人を破って初当選した。自民は12日の東京都青梅市長選などに続いて推薦候補が野党系に負けた。岸田内閣の支持率低迷が影響した可能性がある。

 近藤氏は国民の舟山康江参院議員会長や立憲民主党支部が支え、吉村美栄子県知事も推した。知名度の高さが有利に働いたとみられる。

 自民は10月の宮城県議選と11月の福島県議選でいずれも過半数を割るなど、地方選での敗北が目立っている。

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