高知市長に新人桑名氏当選 一騎打ちで5期目現職破る

 任期満了に伴う高知市長選は26日投開票の結果、無所属新人の元県議桑名龍吾氏(61)=自民、公明推薦=が、6選を目指した現職岡崎誠也氏(70)=立民、国民、社民推薦=を一騎打ちで破り、初当選した。投票率は40.34%で、前回選を3.06ポイント下回った。

 岡崎市政5期20年の評価が最大の争点だった。桑名氏は「チェンジ」を合言葉に市政刷新を訴え、高知県との連携強化や医療費無償化の拡充をはじめとする子育て環境の整備を主張。副市長に女性を起用するとも掲げた。

 岡崎氏は自らの財政手腕や南海トラフ地震対策などの実績をアピールし、市政の総仕上げと位置付けて支持を呼びかけたが及ばなかった。

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