カターレ快勝、J2に望み 宮崎に6―0

チーム3点目となるPKを決めて喜ぶマテウス=宮崎県新富町のユニリーバスタジアム新富

  ●富山勝ち、鹿児島負けで昇格/2日最終節

 2023明治安田生命J3第37節のカターレ富山-テゲバジャーロ宮崎戦は26日、宮崎県新富町のユニリーバスタジアム新富で行われ、富山が6―0で大勝して連敗を2で止め、J2復帰に望みをつないだ。1試合6得点はクラブ初となる。富山(勝ち点59)の順位は3位。J2昇格圏の2位・鹿児島ユナイテッドFC(同61)も勝ち、勝ち点差は2で変わらなかった。12月2日の最終節で富山が勝ち、鹿児島が負けた場合は富山のJ2昇格が決まる。

 富山は攻守がかみ合い、前半39分にMF伊藤拓巳が先制点を奪うと、2分後にFWマテウス・レイリアが右足でゴール。マテウスは後半にもPKを含む2得点を挙げ、ハットトリックを達成した。終盤にはFW吉平翼が右足、FW松岡大智(滑川市出身)が左足でネットを揺らした。

 J2に昇格できるのは年間順位の上位2チームで、首位の愛媛FCはすでにJ3優勝と昇格を決めている。残り一枠の昇格争いは、最終節を残し2位鹿児島と3位富山の2チームに絞られた。

 最終節は富山がホームで11位のY.S.C.C.横浜、鹿児島がアウェーで5位のガイナーレ鳥取と対戦する。地の利を生かした富山の逆転劇が期待される。

 富山が勝利した場合、鹿児島が負ければ富山のJ2昇格が決定し、鹿児島が引き分けなら勝ち点で並び、得失点差で順位が決まる。鹿児島が勝つと、富山は勝敗にかかわらずJ2昇格が絶たれる。

 大一番となる富山の最終戦は、富山市の富山県総合運動公園陸上競技場で午後2時キックオフとなる。

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