日本海にある前線を伴った低気圧が、あす28日(火)にかけて日本付近を通過し、南から湿った空気が流れ込む。このため、きょう27日(月)は、北陸から北と東海から西で天気の崩れるタイミングがあり、一日を通して安定して晴れるのは関東のみになる見込み。関東は真冬のような寒さも解消しそうだ。

関東はたっぷりの日差しが復活　西・北日本を中心に傘の出番

　きょう(月)、北海道は次第に雪や雨が小康状態になるが、夜遅くに再び、雨や雪の降る所がある見込み。東北北部は午前中、雨や雪で、午後も雨の降りやすい状態が続きそうだ。東北南部や北陸は、午前中、広い範囲で雲が目立ち、雨の降る所があるものの、午後は次第に天気が回復する見通し。

　関東から西は、広く日差しがあり、きのう(日)、日差しが少なかった関東は、各地で朝から夜までよく晴れる見込み。ただ、九州南部は午前中を中心に、四国では日中、近畿は夕方から、西日本の日本海側や東海は夜、雨の降る所がありそうだ。

寒さ和らぐ　関東は気温大幅アップ

　けさは、きのうほど冷え込んでいないが、本州の内陸や北海道では氷点下まで下がっている。雪の残っている地域では、路面の凍結に注意が必要だ。
　最高気温は、きのうより高い所が多く、西・東日本は17℃くらい、東北北部や北海道は7℃前後になる予想。きのう(日)、真冬並みの寒さになった関東は、きのうより5℃以上高くなり、東京都心で15℃などこの時季らしい気温に戻りそうだ。

長引く寒さや雪に注意

　ただ、今週中ごろからは、再び、寒気が流れ込み、しばらく居座る見込み。これまでは一時的だった寒さや雪が長引く可能性があり、注意が必要だ。

（気象予報士・丸田絵里子）