ロレックス サブマリーナーデイト Ref.1680 「フルセット」【今週の逸本 Vol.226】

フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE(ムーンフェイズ)が最新モデルからアンティークまで、見る者の感性を刺激する1本をセレクト。今回は、ロレックスのダイバーズウォッチ・サブマリーナーから、1978年に登場した『ロレックス サブマリーナーデイト Ref.1680 』をご紹介しよう。

ROLEX
世界でもっともポピュラーな腕時計ブランド・ROLEX(ロレックス)。高級時計の代名詞といっても過言ではないが、その歴史は1905年の創業から100年余りと意外と短い。その間の偉業は数知れないが、高い防水性を実現した「オイスターケース」、自動巻ローター「パーペチュアル」の技術は、新興ブランドであったROLEXを不動の地位に押し上げた。

一式揃ったヴィンテージロレックス

1953年の登場以来、ロレックスの定番ダイバーズウォッチとして愛され続ける『サブマリーナー』。当連載でも「ロリポップ」、「赤サブ」といった絶大な人気を誇る往年のサブマリーナーを多数ご紹介してきた。(▶︎▶︎これまで紹介したモデルは こちら

今回セレクトしたのは、“赤サブ(Ref1680)”と同型モデルの1本。当時の箱や保証書などがセットで揃った、ヴィンテージ品として非常に価値の高い『サブマリーナー・デイト Ref.1680』だ。

サブマリーナー・デイト Ref.1680

“赤サブ”とは 、文字盤中央下にある「SUBMARINER」の文字が赤いモデルのことを指す。Ref.1680の大半は「白文字」であり、赤文字採用モデルは極少量だ。(通説では初期生産モデルのみ赤文字などと言われている)

本個体は白文字モデル
インデックスはフチなし。ヴィンテージ品としては非常に価値の高いモデルだ
トリチウム夜光の焼け具合も美しい。全体的にコンディションは良好だ

本モデルの印字部分は白文字であり、Ref.1680としては一般的なもの。しかし、コンディションは非常に良好で、文字盤はヴィンテージ/アンティーク品として価値の高い「フチなしインデックス」仕様である。

年代モデルともなると、ブレスレットやベゼルがオリジナルかどうかも重要なところだが、本モデルはすべてがオリジナルで残っている。細部を個別(下写真参照)に見ても、40年以上前のモデルとは思えないほど状態が良い。

価格の理由は細部の仕様だけではない。前述している通り、本モデルには箱や保証書など付属品一式が残っており、箱に関しては流通数の少ないタツノオトシゴ仕様となっている。側面には当時のシールなども残っており、コレクターズアイテムとして最高のセットと言えるだろう。

当時の付属品一式が揃っている
箱側面の品番シールも「1680」で合致
こちらは本個体が販売された当時の保証書

本個体は、コレクターとしてはもちろん、ヴィンテージロレックスを検討している方にとっては、これ以上ない一品。時代を超えて愛されるRef.1680の中でも極上の1本を、ぜひあなたの腕に巻いてみてほしい。

ROLEX
サブマリーナー デイト
Ref.1680
品番:1680
素材:ステンレススチール
サイズ:縦40㎜×横40㎜
防水:200M防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:ブラック
販売価格:2,380,000円(税込)
※ヴィンテージ(1979年)
【付属品】
外箱、内箱、取扱説明書、保証書(1979年5月)等が付属
※価格は2023年7月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

サブマリーナーのRef.1680は、ヴィンテージロレックスとしてとても人気の高いモデルです。しかし、本個体のように箱や保証書まで残っているモデルは少なく、年々流通数も減ってきており、ここまでコンディションの良いモデルを探すのは難しいと思います。

ヴィンテージやアンティーク品というのは、あるとき急に流通しなくなるもの。欲しい方は、目の前にあるうちにどうぞ!

腕時計に関する記事はこちらから

[腕時計 - dino.network]

© 株式会社リボルバー