タイガースが前田健太と契約合意 2年2400万ドルと米記者が伝える

日本時間11月27日、ツインズからFAとなっていた前田健太がタイガースと2年2400万ドルで契約合意に達したことが明らかになった。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者など、複数の記者が情報を伝えている。前田にはタイガースのほか、再契約を狙うツインズなどが興味を示していることが報じられていたが、ここ数日間でタイガースとの契約交渉が本格化していることが伝えられていた。

トミー・ジョン手術により2022年シーズンを全休した前田は、2年ぶりのメジャー復帰となった今季、21試合(うち20先発)に登板して104回1/3を投げ、6勝8敗、防御率4.23、117奪三振を記録。故障者リスト入りする前の4先発(0勝4敗、防御率9.00)を除けば、17試合で6勝4敗、防御率3.36とまずまずの活躍を見せていた。そうした今季の働きを踏まえ、移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は35歳の前田が得る契約を2年3600万ドルと予想していたが、それを下回る規模での契約合意となった。

タイガースの先発陣はタリック・スクーバル(27歳)、ケーシー・マイズ(26歳)、マット・マニング(25歳)、リース・オルソン(24歳)、ソーヤー・ギブソン=ロング(25歳)という非常にフレッシュな顔ぶれ。他の先発候補を見ても、ジョーイ・ウェンツ(26歳)、ボー・ブリスキー(25歳)、アレックス・ファエド(28歳)、メイソン・イングラート(24歳)など非常に若く、十分な経験値を持つ先発投手は1人も見当たらない。経験豊富なベテランを加えるという意味で、前田獲得はチーム状況にフィットすると言えるだろう。

前田には先発ローテーションの一角としての活躍はもちろん、日本球界、ドジャースでの4年間、ツインズでの4年間(うち1年は全休)で培った経験を若手投手陣に還元する働きも期待されるだろう。若手の多い投手陣のリーダー的存在として、前田が新天地デトロイトでどんな活躍を見せてくれるか楽しみだ。

The post タイガースが前田健太と契約合意 2年2400万ドルと米記者が伝える first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.