ラクソン氏がNZ首相に就任 経済界出身、労働党路線から転換

ニュージーランド首相に就任した国民党のクリストファー・ラクソン党首=10月14日、ニュージーランド・オークランド(ロイター=共同)

 【シドニー共同】ニュージーランドで先月行われた総選挙で勝利した中道右派、国民党のクリストファー・ラクソン党首(53)が27日、首相に就任した。経済界出身で3年前に政界入りし、頂点に上り詰めた。中間層向け所得減税やインフラ整備、行財政改革など経済政策に集中する考えだ。人権や環境を重視したアーダン元首相らの労働党路線から転換を図る。

 ラクソン氏は記者団に、経済立て直しに最優先で取り組むと強調。「インフレを沈静化しなければならない」と述べた。

 新政権は、国民党と右派のACT党、ポピュリスト政党のニュージーランド・ファースト党との3党連立となる。

 新内閣もこの日発足した。

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